2006/02/06 up

■ Set List ■
paradise〜opening
let's go drinkers
アリガト・サヨナラ・マタ逢ウ日マデ

決心
行かないでが言えなくて
machiko
awakening sky


晴。
 ....あーびっくりした(....)。出発時点で 東京からン百キロ離れた地点 (つまり、ウチ) は晴れてたけども、どーせ東京が近づくにつれて暗雲立ちこめるんだと予想してたのに (....何てコトを..../汗)。しかしお天気の良さに反して(?)、着いた途端 中央線は止まってるわ、やむを得ず乗った山手線 (他に電車知らないもんね いばるな) では、"緊急停車" に見舞われるわという大荒れ模様で幕を開けたこの度の珍道中 じゃない、加瀬竜哉 solo live 紀行(トホホ)。
 しかし、電車の中に居る間は「あったかそうだラッキー」 と思ってたんだけども、いざ外に出ると
ぐぉーっ! ....と 効果音が付きそうな真冬の風(涙)。会場・品川kamikaze house/「階段駆け上ったら〜♪」と歌いつつ、ホントに駆け上   ....がろうとしたけど私にゃ無理でした(爆)。身体、暖まると思ったのに(そういう魂胆か)。
「この辺り、風強いですね〜、海近いからですかね〜」
「おやま。よく知ってるね、港区だし」
「........?」
「だから、品川って言っても駅からこっち辺りは港区で....」
「................」
「もうわかんない?」
「(最初からわかんない)」
....えーほ!
←山口弁/=「いいの!」 何区だろうが、道にさえ迷わなきゃ幸せ!(爆)
 5回目を迎えた live〜showcase〜/テーマは"one"。今回、Guest Vocalist はいらっしゃいません。加瀬竜哉 as Singer、初のたったひとりのフルステージ。kamikaze house は、つい最近改装したばかり。まず真新しい VIP room なんぞに「おぉ〜」と感動・ベランダに位置するパソコンに驚愕(笑/リハ中やっちゅーに単なる「改装見学者」ぴぃ)。しかし何よりも、ステージが....吊りスピーカーになってる!カウンターをはさんでコの字型になってるカミカゼ、吊りになったおかげで奥のほうからも以前よりずっと見やすくなってます。ホントに、一度「飲みに」お邪魔したいなと思うお店なのですが....近くにさえ住んでたら。大島さん、ゴメンナサイ(トホホホホ)。
 今年1発目のToo Much Drink vol.8。出演は、いか ・ Fumito the cowboy ・ 加瀬竜哉、そしてトリを主催者/OPtimist Market が飾ります。オープニング+司会は、おなじみ Sir. ベンジャミン・Gold II世 つまり平田さん(この紹介が普通になってきたな)。そのベンジャミン氏がステージにあがり、「さぁ、次は加瀬竜哉です!」とMCを始めましたが....。
 今まで、セッティングを済ませても、そのままステージに残っていた加瀬さんの姿が見えない。すると、MCを続けるベンジャミン氏の声を掻き消す大音量で、店内に駅の喧騒らしき音〜それに続くHip Hop調のリズムLoopとエレピが鳴り響く。流れ始めたのは、「paradise」!前回の live〜showcase〜"tears" で、kamikaze house への Birthday Song として加瀬さんがステージから贈った曲。その時はもちろん、ガット・ギター1本による弾き語り。でも今、店内に流れているのは、ちゃんとHip Hopアレンジされたフルアンサンブルでの「paradise」。しかもサヤカさんとのムードたっぷりなツイン・ヴォーカル・ヴァージョン....そりゃ、加瀬さんはエンジニアでもあります。にしても、いつ作ったんですかこんな本格的な「CD」(汗)。rapが始まり「あ、あの曲だ!」と解ったときの客席の驚きよう、そして誰よりもマスター・大島さんが嬉しそうな顔を見せてくれたのがとても印象に残りました。....しかし、ただひとり、ステージ上のベンジャミン氏だけがうろたえる(爆)。実は、このオープニングを知っていたのはP.A.担当のタッ●ーさんだけ。いつもはステージ上で紹介を待つ加瀬さんが、まさかオープニングS.E.なんか流すワケがない。きっとなにかの手違いでCDが大音量で流れて来たに違いないと、必死にアドリブでrapするベンジャミン氏(笑)、でも実はそれも加瀬さんの計算の内。客席はノリノリ、ただひとり、サヤカさんだけがベンジャミン氏のrapにダメ出し(笑)。
 と、とにかく(汗)、拍手と歓声の中、静かに消えていく「paradise」と入れ替わりに、ヴォコーダーの紹介に導かれてさらなる大音量で流れてきたのはトランス・サウンド。 ....ト....(爆)。今度は何だ?とキョロキョロする客席の間を縫って、両手を広げて加瀬さんがついに登場!
登じょ....?
....(汗)。有り得ない毛皮のコートをまとった姿で、客席に仰々しくごあいさつ。さらに、踊る。
....動画でお見せできないのが残念です....(-_-;)
....有り得ないって(爆)。
(この「有り得ない」、どうも最近口癖になっちゃったっぽいんですけど....どーしましょねサヤカさん/笑)
 そしておもむろにマイクを手に取り、一体何が始まるんだ???と曲も盛り上がってきたところで ─

ピタ。(ブレイク)

「こんばんわー」

 ........おいしい(爆)。緊張しまくってた店内が、一転爆笑の渦。前々からアホやとは思ってましたが(いやそのあの)。「今の、ただの前フリだから(オイ)。ベンジャミン、ちゃんと紹介して」。しかも、「おれ、着替えなきゃ。....サヤカ、これありがとう」。
 そらツッコミも入るがな(笑)。爆笑の渦の中、借り物のコートを脱ぎ、ラメラメの帽子(爆)もカジュアルなキャップに取替え ....って、地味にはなってないなぁ....(爆)。今夜はとてもロックな感じ。Tシャツの胸には「Rock」の文字、よく見ればキャップ/Tシャツ/ジーンズ、全てが紫!。いつものように相棒のガット・ギターを手に、ようやく「定位置」に落ち着いたところで、「ようこそ、加瀬竜哉 live〜showcase〜"one"」。─ あらためてごあいさつ。「今日はいつものような女性ゲストは出て来ません」 ─。
「生涯初のフルステージひとりぼっち....そういう、one」
 ....深いです。

「今年一発目のステージということでも、one」
 お待ちしてました。

「戌年だから「ワン!」みたいな」

................................... .............................。
 「とにかく!(爆) "Too Much Drink" だけに、みんな飲むべし!Come on, drinkers!」
 軽快にかき鳴らされるギターで始まった1曲目は、「let's go drinkers」。加瀬さんがミックスを手がけた沖縄のPunk Band、"かりゆし58"のカヴァー。アップテンポのカントリー・ウェスタン調のサビは ─ 呑み屋へ行こう みんなで行こう 楽しく呑んで 朝帰り ─ と、まさに "Too Much Drink" にぴったりの曲。おそらく、初めて聴くという方ばかりだったはず。なのにサビは客席も一緒に大合唱。ノリの良さもあるけれど、加瀬さんの、速い曲でも言葉をきちんと聞き取れる 丁寧な歌い方によるところも大きいんじゃないかな。ラストの倍速リフレインにもみなさんしっかりついてくる(笑)。しかし、毎度のことながら....加瀬さん、よく素手であれだけガット・ギターかき鳴らせますね(汗)。
「ちゅうわけで、今夜は皆さん、朝まで楽しく呑んで帰ってください。「アリガト・サヨナラ・マタ逢ウ日マデ」」。
 今夜も冴える、「パーカッション内蔵ギター」(笑)。そして、─ あなたに出逢えたから こうして生きている ─ 途中で、一瞬ストリングスまで鳴ってませんでした?(汗)普通、ギター1本の演奏とフルアンサンブルでの演奏を聴き比べたら、前者を寂しく感じるものだと思うけれど、今夜のOP/「paradise」をとっても、加瀬さんの場合それぞれがそれぞれの魅力をフルに発揮してる。....ま、以前(素直に)そうお伝えしたら、「当たり前じゃん。それがアレンジよ」と返されましたけど....。(-_-;) 良いアレンジと、それを活かす技術があれば、ギター1本でこんなに深い演奏ができる。そして、今やそれに自らの「歌声」も加わりましたね....。



 続いて、今夜のMCでは告知が目白押し。当日は、そのうちのいくつかを掲載したフライヤーも配布されていました。まず、4月29日にここ kamikaze house で開催される、加瀬竜哉.com 1周年記念イベント『club・加瀬コム』。続いて、女性シンガーによるコンピレーション・アルバムのプロデュース。過去 live〜showcase〜シリーズに Guest Vocalist として花を添えてくださった、サヤカさん・音瑠さん・kazmyさん(holys)らを中心としたもので(やっぱり「裏で何かやってんじゃないのかコノヤロー」だった)、今夏リリース予定/その名も『flowers』(美しいなぁ〜/笑)。そして、昨年から準備が進められていた、サヤカさんとの新ユニットもいよいよ始動/『サヤカimpossible』....などなど。それぞれの最新情報については、随時加瀬コムにて更新・お知らせされるようです。....相変わらず というか、今以上にお休み無くなりそうですね、加瀬さん。(^_^;)
 「では....今日はひとりなんで、基本に立ち返って Rockin' な曲をやっていこうと思います─「空」」。
 「空」なんてタイトル、珍しいわけもなく....ただ『あぁ、「空」と言えばあの曲だなぁ』と、ある曲を思い出していた私。ところが、─ 動き始めたアナタの空は アタシにも見る事が出来るかな? ─ 始まったのは、まさにその「空」(!)。愛する女性シンガーであり、友人でもあるけんちゃんが、ビクター時代に"桃乃未琴"名義で歌っていた名曲、「空」。....感動。感激。まさかけんちゃんの歌を、加瀬さんの声とギターで聴けるなんて....動揺っぷりが撮影に現れる(爆)。
 そういえば、今回もライブ前に言われました。/「あ、今日もボサノヴァないからね」。....(-"-) それもごもっともで、MCどおり今夜は「Rockin'な選曲」。それに「空」を加えてもらったこともすごく嬉しい....。
 と、感動に浸っているところで、加瀬さんから重大発表です....。
 「実は、今回で加瀬竜哉 live〜showcase〜シリーズは最後です」。
 ....事前に教えてもらってはいたのですが、いざステージで口にされると....。この日のリハ中、他の出演者のリハを誰もいない客席からながめては、いつになくあれこれアドバイスされてました。その時につぶやかれた「感謝のひとつ....置きみやげってわけでもないけど」という言葉が、実はいまだに痛いです....。しかし、まーだまだ告知が。(^_^;)
 「4月にはclub・加瀬コムもあるし、しばらく歌をお休みすることになるかと思いきや、実は来月ツアーに出ます。シンガー加瀬竜哉の 『west japan "on air tour 2006"』(笑)」。TV・ラジオ収録+Guerrilla live。....もう、どう反応したらいいんだかわかんない客席の空気(ははは)。こちらも詳細は加瀬コムにてどうぞ!
 複雑な表情の客席に対し、「そんなわけで....今日は聞き納めかないや加瀬さんがそんな簡単にやめるわけないいやでも忙しくなっちゃうからどうなのかな っていう緊張感の中でお届けします」。つられて客席も爆笑。「常に1回1回本気でやるだけ」。ご本人にそう言われると、寂しい気持ちはあっても、やっぱり拍手を贈りたいと思います....。そして、次の曲/「決心」
 ─ アナタにだけは サヨナラ言いたくなかった..... ─ 1年前の今頃、加瀬さん自身は「自分で歌うこと」を考えてたのかな。1回目の "stay with me" の時から確かに「Singer」を務めていたけど、技術とか表現力....そう、MCも含め、たった半年間でもここまで進歩できるんだと、身をもって教えられた気がします。運良く(ホントに「運良く」)その5回すべてを見守ることができたのは幸せなことなんだろうな....。─ ひとつの夢の 終わり告げる ─ "one" に合わせて、"ひとつ"という言葉が歌にも現れる....。
 さぁ、さ〜らに!まだまだまだ告知が!(爆) 「えーこの度、『1964records』というレーベルを作りました」。....この人、忙しすぎ。(^_^;) 1964年生まれにちなんで、とのこと。ちなみに先に告知された『flowers』は、このレーベルの第一弾としてリリースされるそうです。
 続いての曲は「行かないでが言えなくて」。"女性シンガーのための曲を自分で歌ってみる"、それが live〜showcase〜の本分。この曲に至っては、女性的どころか、歌声に込められた....「艶」と言えばいいのかな。それは女性そのもの。─ 最後まで本当の気持ち 言えなくて 言えなくて ─ 聴き入ってると、歌ってるのが"男性"か"女性"かなんてどうでも良くなるくらい....。
 ....さて、続いてのMCですが。
 .................見覚えがあるな....その....コドモのように楽しそうな笑顔は。←オイ..../汗
「過去に、みんなにその場で歌詞を作ってもらって即興で歌った「モテる男」("hug"レポ参照)とか、前回"the harem flowers"と名付けた僕のゲスト・シンガーたちにずらっと並んでやってもらった「paradise」("tears"レポ参照(^_^;))とか....いろいろやったんですけど、特に前回、健(オプティマ・石田さん)に『加瀬さん、仕込みすぎっすよ!』と言われてしまいました。....じゃ。今回は仕込みなしで仕掛けようと」
(にっこり

「で、何をやろうかというと....いつも歌詞カード見ながらやってるんですが、コレ、次の曲。....白紙なんだよね。当然、今から作らないといけない。でもみんなで作るっていうのはもうやってしまった。....そこで」

「live〜showcase〜"one"ですから。今日は、僕が、今日ここにいる『たったひとり』の誰かのために、その『たったひとり』のことを、『たったひとり』のためだけに、この場で曲を作って歌おうと」
(に〜っ  こり
 「そしてこういった瞬間から、オレと目線を合わせないようにする人がたくさん出るわけですよ毎回」。........そりゃあ....(爆)。お〜っと拍手しつつ....微妙〜に目線をそらす客席がなんとも(笑)。
「とりあえずね。やってみましょう。
 ....オレに歌われたい人、手を上げて!

 「....いるわけねぇよ「は〜ぃ」
....いた(爆)。 も、もとい、いらっしゃいました。(^_^;) 目線をそらしてる客席に、その呼びかけはないだろうと思いきや、名乗り出た人がふたりも。で、タッチの差で先に手が上がったのは、奇しくも私の死角・真下にいらした女性。「はい、え〜と....山ちゃんのお母さん?」。
  勇気あるこの女性、実はこの日の共演者のひとり・いかのギタリスト、赤いか(笑)こと、山口さんのお母さま。「じゃあ、山ちゃんのお母さんについて歌おうと思うんですがよろしいでしょうか?(笑)」 客席から拍手と「オッケー!」の掛け声。ステージに上がった「山ちゃんのお母さん」を、まず山口さんからご紹介。「My母です。最近三味線をはじめて、今日は若いエキスを吸い取るために見に来てたんですけど....あの、油断すると歌いだすんで気をつけたほうがいいですよ!(爆)」。それに対して、「じゃあ、今から作って一緒に歌えばいいじゃない!」と、余裕の加瀬さん。(^_^;) いつの間にか、ギターの代わりに 手にはペンと紙が。「今からあれこれ訊いていこうと思います」。....ホントに、今 この場で ネタになること聞き出すつもりだ(爆)。

 「はい、では お名前は?」
 「山口ま・ち・こ」
に始まり、出身地・初恋・ご主人とのなれそめなど....って、誰が名乗り出るかまったく分からなかったこの状況。加瀬さん、質問自体からすでに即興(汗)。
 客席から見守る息子・山口ノリヒコさん(加瀬さん曰く、「サ●エさんに居そうで居ない名前だね」/笑)は、どんな答えが飛び出すかと心配らしく、たびたび茶々を入れる。
 「100万円くらいの三味線買いたいって言ってるんですよ!
 加瀬さんからも止めてください」
 「え?....ぜひ買ってあげてよ」
 「あら?」
 そんなやりとりを、おもしろくてしょうがない風で眺めていた、主催者・オプティマの石田さん。実は山口さんとは高校の同級生。「客席からも何か質問があれば」と加瀬さんがふったところで、すかさず石田さんから質問が。
 「(石田節で)息子さんはぁ〜、良ィ〜い息子さんですかァ〜?」
 「いや、すごく あの   ........苦労しました。(客席爆笑)
 私はどっちかっていうと教育ママでしたので、子供はついてきてくれませんでした」
 暴露 ....もとい、インタビュー内容が自分のことになり、焦りまくる山口さん。(^_^;)
 「とっ とっともっ 友達に あーあのっ (落ち着け)
 受話器(注:留守電と言いたいらしい)に歌を入れる人がいてっ」
 焦りつつも、「友達」としか言わなかったのは、山口さんの心遣いでしょう。しかし、ムダ(核爆)。
 「石田さんで〜す」
 石田さん、撃沈。軽〜い気持ちで発した質問が、このような己の悲劇に繋がろうとは(ははははは)。
 「高校時代、石田さんがうちの留守電に『おれが作った曲を聴いてくれ!』って、歌を吹き込んでたことがあるんですよ。30分以上」
 客席は爆笑。慌てる石田さんに、さらりと追い討ち(爆)。
 「音程が崩れてました」
 ....さらに大爆笑の客席。石田さん、ステージ前まで駆けよってのセコンド・ストップ(笑)。
 「ちょ、ちょっとあの、話が変わってしまうんでっ
 話題変えましょっ、話題っ!」
 石田さんと言えば、マイクが必要ないほどの声量と歌唱力をお持ちの素晴しいシンガー。....し、しかしそういう時代があり、時と努力を重ねた結果、現在があるのだな。....安心しました(笑)。
 「いろいろと情報が入りましたんで....じゃ、これを歌おうかな」と、加瀬さん。客席からは「すげー!」の声。....今のやりとりのどこをどうつなげて、歌詞とメロディとギターを同時に作るのか(汗)。そりゃ、「すげー」と言いたくもなる。(^_^;) ....念のため言っておきますが、ライブ中に存在したのは、右の「加瀬メモ」(笑)だけ。たったこんだけ。しかも読めな(あわあわあわあわ!) 
 「予想は敢えて何も....どんな方の歌を歌うことになるのかさえわからなかったからね。では、歌わせていただきます。「machiko」」。
こんなメモで歌うとは....(^_^;)
(後日聞き取りによる)
「machiko」
公式歌詞カード:作詞・作曲 加瀬竜哉(^_^;)

 machiko 池袋に産まれた だけどすぐに宮城県へ
 寒いな..... 人が少ないな.....
 machiko 石の森章太郎の実家があるよ
 とても有名人さ
 そんなmachikoに 初めての恋が訪れたのは
 高校生の時のクラスメイト 真面目でとてもカッコイイ
 だけど片想い.....
 その後しばらくひとりで 青春を謳歌していたmachikoが
 ある日運命の出逢いをするのです

 道に迷った初老の男
「どちらまで行くの?」
「ちょっと道に迷いまして」
「それならアタシが案内します」
 なんて素晴らしい女性なのだ
 こんな人がウチの息子の嫁になってくれないだろうか
 だけどこんな見ず知らずの男の家に来てはくれない
 そんなことはありません 私一生懸命尽くします
 だってほら 私こんなに幸せなのよ
 本当はお父さんの方に惚れたのはナイショ

 (語り)
←笑
 ノリヒコ、昭和四十五年の春にあなたがこの世に生を受けてから
 アタシ本当に苦労したわ
 でもね アタシとお父さんの出逢いみたいに
 素敵な出逢いがきっとあなたにもやって来ると思うの
 だからその時までアタシ
 三味線弾いて我慢するから百万円貸して!

 machiko..... machiko..... machiko..... machiko.....
 ....なぜ歌える?(爆) フレーズごとに客席から笑いと感嘆の声があがり、最後のオチは大爆笑。何がすごいって、「インタビュー」以外の雑談的な会話からもオイシイところを見逃してない。「歌うよな、みんな」の掛け声に、ラストの「machiko」リフレインは客席も一緒になって大合唱。なぜか、ハモってる声も(石田さん/笑)。

素晴しい笑顔です、まちこさん
 そして、大きな拍手を受けながらステージを降りようとするmachikoさんに、加瀬さんからプレゼントが。「こんな僕のわがままを聞いてステージにあがってくれたmachikoさんには、今日OPで流れた、僕が歌っている kamikaze house の歌─「paradise」のCDを差し上げます」。....客席から、「えーっ!!」「うわ〜、手あげるんだった!!」の声も。こういう、協力してくださった方への心遣いが、とても加瀬さんらしい。(^-^)
 その「paradise」のCDですが、実はこの日、machikoさんのほかにもうひとりプレゼントされた方がいらっしゃいます。kamikaze house 店長・大島さん。「ヘビィ・ローテーションさせてもらいまっす!」と、大喜びしてくださってました。live〜showcase〜は終わっても....Too Much Drink と関わりのない、普段の「BAR kamikaze house」のお客さんの耳にもこの曲が届くんだなと思うと、不思議な気持ちと同時に、たまらなく嬉しいですね....。ありがとう、大島さん。(T_T)
 鳴りやまない拍手を受けながら、その勢いのまま─「それでは加瀬竜哉 live〜showcase〜"one"....お別れの曲を。─ 「awakening sky」」。 ─ 本当に、最後の曲です。手拍子を打ち鳴らす客席を、笑顔でゆっくり見渡しながら歌う加瀬さん。─ 何が起こっても きっとまた逢える ─ 歌詞に重ねてしまうけれど、これは見守ってくれる人たちに対してだけでなく、加瀬さん本人から "Singer 加瀬竜哉" へのメッセージでもあるんじゃないかと思う....。イベントetc.目白押しの現在、確かにしばらくは「シンガー」としてステージに立たれることはないでしょう。でも、いずれ必ず、"showcase"ではなく、真っ向からひとりの"Singer"として歌を聴かせてくれるはず。
 見事なサイレン・ヴォイスを残して、live〜showcase〜"one"、そしてlive〜showcase〜シリーズ終演。─ そう、いつも最後に....歌い終えて立ち去る前に、丁寧すぎるくらいにステージから深々と一礼していた加瀬さん。それを見るたびに、「歌う機会」を与えてくれた、それを支えてくれた人たちや出来事 ....いろいろなことに対する感謝が伝わってきた。そして音楽に対する、「愛」も。
 live〜showcase〜を今回で最後にするとお聞きした時に、当然ながら...."寂しいな"と口にしてしまったんですが、それに対する加瀬さんからの言葉は、「歌うこと、伝えることの楽しさ/大切さが少しずつわかってきた....でもね、男がいつまでも"showcase"─"お試し"してちゃイカンのよ!」。....やっぱり、これが加瀬竜哉だ。(^-^) 今日の日はサヨナラではなく、ひとつの節目。毎回全く違う曲/コンセプトで行われた5回のライブで得たもの、感じたもの、課題.... あ。結局最後までステージドリンク飲めませんでしたね(ははははは)。全部引き出しに詰め込んで、また次へ繋げていかれることは確実(笑)。やっぱり、見守るほうも気が抜けません....。
─ 加瀬さん ─
良い歌を、曲を、ライブを
半年間、本当にありがとうございました。(^-^)


machiko & ノリヒコ/笑
 5回のlive〜showcase〜を見守ることができ、おこがましくもレポートまでさせていただきました。Too Much Drink 関係者/石田さんはじめ共演者の方々、kamikaze house/大島さんはじめスタッフの方々、そして加瀬さん。本当にありがとうございました。協力してくださった方々にも、心からお礼申しあげます。
 ....なーんて(い、いや、感謝はホントにっ 衷心からっ/汗)、お別れの挨拶みたいになってますが、だから〜目白押しなのよ〜(苦笑)。4月の『club・加瀬コム』、今から楽しみでしょうがない。『flowers』 も...たぶんあるんだろうな、レコ発。さぁ、お休みするヒマなんてない加瀬さん(爆)、まずは『west japan "on air tour 2006"』、お気をつけていってらっしゃいまし!(^-^)/~~


 って


 来るんだよ!(核爆)

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