薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木  (集英社文庫) 2003/07/25
 しっかり噛みしめながら読まないと、混乱します(笑)。9人の女性を中心に(この時点で人数多すぎ/笑)、彼女たちを取り巻く....あるいは錯綜しあう男性たちが登場します。まず ざっと読もうとしたら、「?この人、誰の奥さんだったっけ?」なんて状態になり(汗)、最初から読み直しました(爆)。9人の女性の中では、「それでもビラヴド ワイフでいたかった」と心の中でつぶやく"れいこ"さんが ....共感とは違うな、いちばん印象に残ってます。 長編でもありますが、本当に読み応えがあります。
 つめたいよるに  (新潮文庫) 2003/07/25
収録作品:デューク/鬼ばばあ/冬の日、防衛庁にて 他 全21編
 読むのに、とても長い時間がかかりました。短編集です。薄い文庫本です。でも、読むにはとてもチカラが必要で、時間を必要としました。『冬の日、防衛庁で』 ─登場する二人の女性、どちらも素敵すぎる。
 きらきらひかる  (新潮文庫)
 知人から借りっぱなしですでに数週間(^^;) しゅんましぇん やっと読めました。 或る意味、「屈折したように見えなければいけない」いろんな愛情が存在しますが、それが屈折して見えたりしない。 逆に「常識」を掲げる周囲に、敵意に近いモノを感じてしまいました。 ....っていうか、根本的に私個人、ここに出てくる「常識」は 万人に押しつけられるものではないと思ってますので....。 あんまり言うと、これまた押しつけがましくなってしまうのでやめますが(^^;) 自分に理解できない感情を否定してしまわないように生きたい。 同様に、否定されたくもない ということ。 うん...."笑子"に波長が近づいてしまう(^^;) イカンイカン(爆)
 冷静と情熱のあいだ -Rosso-  (角川文庫)
 めずらしく「ベストセラー」ものです(^^;) 「ベストセラー」にアレルギーがあるわけじゃなく、人気が出ると 読む前にいろいろと情報が入るのがイヤなんです(^^;) 「『-Rosso-』『-Blu-』の順に読むべし」という友のアドバイスを受け、そのとおりにしてみたんですが....友よ、キミは正しかった(笑) 女性だから、女性の視点から読んだほうがいいのかと思いましたが、そうでもない。やっぱり男性が読むにしても -Rosso- から読まれたほうがいいと思います。
 この作家さんの作品自体初めて読んだんですが、文体も結構好きなほうかも。今、新刊を友から借りてたりします。あー本読む時間が欲しー(T-T)
>> -Blu-