2009/11/20 up

■ Set List ■
true love#4 (instrumental)
real
涙のあと
your song
神田川〜神田川2009
春の小川
alone
the interval (instrumental)
風の唄(c/w松尾太一)




 ポロッポゥ
 ポロッポ
 ポロッポ
 ポロッポゥ!
というわけで相変わらずにぎやかな高円寺です。駅北口広場が改修されて様子が少し変わりましたが
 ポロッポゥ!(しつこい) は変わらず。

さてさて、1年とちょっとぶりのレポでございます。加瀬竜哉 solo live @高円寺PENGUIN HOUSE!例年にも増してハードでしたこの1年、加瀬さんライブの機会はムズカシイかと思いきや、今日の日がやってまいりました!しかも、本日は加瀬さんのステージに続いてHIBIKIのボーカル・松尾太一さんも弾き語りで出演されるジョイント・ライブ!....そもそもこのライブのきっかけは、太一さんのお言葉/「加瀬さんは40歳になって初めて"歌う"こと始めて....それも弾き語りっていうスタイルで。それってどういう気分なんですか?」と、加瀬さんの"チャレンジ"に興味津々。ひとりでステージに立ち、逃げも隠れもできないガットでの弾き語り。さらにはツアーやストリート・ライブ、TV出演などなど....太一さんじゃなくても「なぜ?」と思って不思議はないのかも。ただ、その"スタイル"を見ていて、いろんな自分自身を模索していた太一さんには、大きな刺激であり衝撃であったんだろうと思います。話をするうちに、太一さんが「いつもどういうとこで演ってるんですか?....一緒にオレも弾き語りしたいなぁ....」 この一言からマネPこと加瀬竜哉マネージャーPeepブッキングに奔走!(走ってないけど/走るの遅いし/爆) この度のジョイント・ライブはこうして実現したのでした。

それにしても11月に入ってあちこちで初雪が降るやら夏日が記録されるやら、天候がどうなるかまったく予想つかず。当日直前は真冬日+氷雨、さらに地震(涙)があったりして、一体どうなることやらと思いきや。
 11月15日、ピーカーン!
まぁ加瀬さんのライブなのに珍しい(爆)。....待てよ、加瀬さんは雨男ではなく天変地異男だぞ(暴言)。天気は良くても地震は来るかもだぞ(涙)。うーむ、どうか無事にライブ見れますように。(-人-;)

これまた1年とちょっとぶりのPENGUIN HOUSE。おひさしぶりです。ペンギンにもおひさしぶりです。加瀬さんと共に会場入りすると、ちょうど太一さんのリハ中。その手には「つい最近■■■■円(爆)で買ったんですよ」というガット・ギター!しかし横にはもう一つギター・ケースが。....あんまり書くと本編レポ前にネタバレになっちゃうな....なので割愛(にょほほ)。
太一さんのリハに続いて、加瀬さんのリハ開始。本日は加瀬さんの手にもガット・ギター!!昨年のライブではアコギでしたから、ガット・ギターでのソロ・ライブは2年ぶり。アコギの鳴りももちろん良いんですが、加瀬さんのガットのやわらかい響きが大好きなぴぃすけとしてはウキウキ(猿じゃないよ)。そのリハ真っ最中に加瀬さんと太一さんのライブのセットというか流れというか、について急遽予定を変更したらどうかと話し始めるおふたり。そんな突然のお願いにもパッと対応してくださる、PENGUIN HOUSEの敏腕PA・Aちゃん。いつもいつも、ありがとうございます!

リハも無事終わり、楽屋....ではなくdragonlion事務所に一旦帰還。だってー PENGUIN HOUSEからー 徒歩3分なんだもーん(笑)。便利便利。忘れ物しても大丈夫。
するなマネージャー

ぼちぼち開場の時刻となり、客席が埋まりはじめます。うーむ、今回も椅子足りそうにありません/すみません(汗)。たくさんのご来場、ありがとうございます!会場には熱心なファンの方だけではなく、加瀬さんのミュージシャン仲間や業界関係者のお姿も多数。あらためて加瀬さんのおつきあいの広さと深さを感じる瞬間。
さて、いよいよ1年ぶりの加瀬竜哉ソロ・ライブ。会場は後ろのほうまでぎっしり満員。ガット・ギターを手に加瀬さんの登場です。会場の照明も落ちないまま/BGMもうっすら流れたままで、加瀬さんがステージに上がり、そしてガット・ギターを手にとりつまびきはじめます。サウンドチェックかと思いきや...."true love#4"すでに開演。客電も落とされ、BGMが徐々に小さくなり、ガットの柔らかい響きが浮かび上がってきます。客席も静まりかえって聴き入り....そしてそのまま聴き覚えのあるイントロへ。2曲目は"real"。もうひとりパーカッションがいるんじゃないかという、あのパーカッシブなギターが今夜も冴えわたります。パーカッシブだけじゃなく、1本のギターで演奏しているようにはとても聴こえません....。

拍手に包まれて「みなさんようこそお越しくださいました」と最初のMC。「今日はバラード・シンガーとしてお届けしようと思います」....そう、これまでずっと加瀬さんの歌を聴いてきて、常々加瀬さんてばバラードが似合うと思ってました。
「....なので、手拍子強要したりしないからお酒飲んでね♪」
....そこかぃ!(暴言)客席からも笑い声が上がる(汗)。
次の曲は加瀬さんのMySpaceでも聴ける"涙のあと"。えらそうなんですけど....聴くたびに上手くなっている。駆け上がるサビのメロディが切ないです....。以前ファンの方から「加瀬さんはどうしてそんなに女心がわかるんですか?」と訊かれていたことがありましたが、まさに女性からの視点・心の歌。そのまま続いての曲は"your song"。数年前、加瀬さんがアレンジを手がけ、とあるアーティストさんとともに作られた未発表の曲。以前にも一度演奏されたコトがありますが、ここでまた皆さんに聴いていただけるのが、本当に嬉しい。以前にも書きましたが、初めてこの曲のデモ版を聴いた時ぼろぼろ泣いてしまった私としては(汗)。純粋で、一途で、まっすぐな想い。加瀬さんの伸びやかな声と優しいけど強いガットの音色で曲中の「アナタ」へ想いが届くことを祈らずにはいられません。
「どうもありがとう」2回目のMCで、隣に置いてあったドリンクとタオルに手をのばす加瀬さん。ドリンクは、まぁ、普通なんですが、特筆すべきはタオルでしょう。....真っ赤(笑/らしくない)。
「すごい色でしょコレ」とご本人も苦笑。....が。「赤い手ぬぐいといえば....」といきなりそのタオルを首に巻き始める加瀬さん。「こうすると....今日のお客さん方は何を連想するんだろ?」の問いかけに、客席から「サ●ボーグ009!」の声(笑)。すかさず「♪赤いマフラ〜」とテーマ曲を返す加瀬さん。この芸達者(核爆/すんません)。「う〜ん、今日の目論見からすると若すぎる....」 ....『目論見』ってオイ(笑)。
そう、実は次の曲への布石なのです(爆)。「オレもリアルタイムで知ってるワケじゃないけど」赤い手ぬぐいをマフラーにした頃....次の曲は"神田川"。有名すぎる、かぐや姫のカバーです。リアルタイムで知らない人も歌える/聴いたことのある曲。やっぱり名曲ですね。
「みんな知ってるよね、かぐや姫の"神田川"」曲のインターバルでギターをつま弾いたまま、加瀬さんが話し始めます。─名曲"神田川"が生まれてから36年、都市化によって日本は変わったけれど、神田川という川は今なお流れ続けている─アドリブでそんな話をしながら、ガットではずっと神田川のアルペジオをつま弾いています。これって相当難しいんじゃないかと(汗)。「....というわけで、もしも今の神田川の情景を....この歌の主人公の女の子を歌うとどうなるか。つまり続編を勝手に作ってみましたので聴いてください」客席からは大きなどよめきと拍手。トクベツに、歌詞公開しちゃいましょう!

........そういえば。夏の終わりくらいに加瀬さんが"no river, no life Blog"で何やら言っていた気が....コレです。「昭和の名曲。風景は変わってしまったけれど、平成の今も流れる神田川。今この景色を歌ったら.....どんな風になるんだろ。」....本当に作ってしまうとは(汗)。本当に女性目線のバラードは加瀬さんの十八番ですね(汗)。
さ、川が出てきました。そうなれば始まるのは必然でしょう。加瀬さんの"川"に対する熱い想いのMC。戦後、日本の復興の影で犠牲になってきたものたち。しんとなったまま、加瀬さんの話に頷く方々がたくさんいらっしゃいました。それでもライブ中のMCで話しきれることではないので、詳しくはこちらでどうぞ!(^-^) 加瀬コム"no river, no life"。
「地元に"川"が流れている人が羨ましいです。安全と引き換えに、オレは見ることがなかったから」そして始まる曲は...."春の小川"。本来ならば美しい小川の風景を歌ったものなんですが、加瀬さんの歌う"春の小川"はいつも少しせつない。
「失ったものを嘆くばかりじゃなく、その代わりに得たものがある....それに感謝して生きていこうとと思います」....加瀬さんらしい。
そして、加瀬竜哉ソロ・ライブ本編最後の曲は"alone"。個人的には、加瀬さんがバラード・シンガーだと感じる、最たる曲でもあります。人の、見える部分と内面を、痛いくらいに描いてある曲。飲み込みきれなかった悲しみや苦しみは、一体どこへいくんだろう。聴きながら、そんなこと考えていました。ちなみに、この日加瀬さんの帽子には「PEACE」、そしてTシャツには「LOVE」の文字。....服装までもバラード仕様。
大きな拍手と共に、本編終了─。
さて。ここでステージ上に太一さんが加わります。太一さんのセッティングの間、加瀬さん「お酒頼むなら今だよ(爆)。BGMくらい演ろうかね」とガットをつま弾き始めます/"the interval"。完全にアドリブです。しかもアドリブとは思えないほどのインスト曲。こういうことがパッとできてしまうところもスゴイ(汗)。

さあ、ガット・ギターを手にした太一さんのセッティングも完了したところで、曲紹介。"風の唄"というこの曲、実は今インディーズ・バンド試聴サイト・audioleaf内で加瀬さんが連載しているコラム"no rec, no life"内でも聴くことができます。そちらのほうももちろんボーカルは太一さん。で、今回、せっかくだからこれをふたりで/2本のガット・ギターで演ってしまおうというレアなライブ。貴重ですよ〜!
加瀬さんの刻むリズムに、太一さんのシンプルなギターの音が絡み、そして訥々と歌い始める太一さん。サビではギターのハーモニーに加えて、おふたりの見事なコーラス。....きれい。聴き入っている客席の顔も優しい。最後はおふたりで顔を見合わせて決め!湧き上がる拍手を受けて「どうもありがとうございました」とステージをおりる加瀬さん。これにて、1年ちょっとぶりの加瀬竜哉ソロ・ライブ終演です。


続いては太一さんの弾き語り。ガットで3曲を披露した後、今度はアコギに持ち替えて、そしてHIBIKIのドラマー/さくちゃんことサクラギケイジさんがジャンベを持って登場。本家HIBIKIに負けるとも劣らない激しいセッションを見せてくれました。最後の曲は、太一さんひとりでHIBIKIの曲「感情論」を熱唱!以前加瀬さんが「太一は、どんなスタイルをとっても太一だ」とおっしゃってましたが、まさにそのとおり。熱いライブを見せてくださいました!

すべてのライブ終演後、たくさんの人とお話しさせていただきました。日曜の遅い時間まで、皆様本当にありがとうございました!今回も多くの方にいらしていただき、また多くの方に助けていただき(泣)、感謝感謝です。レポるにあたっては、すばらしいお写真を提供してくださった6340さん、ありがとうございました!....行けそうですと伺ったときから その ちょっと 撮っていただけるだろうなぁ〜と期待していたり(爆)。ありがとうございます!また、いつもレポを読んでくださる方々にも感謝、です!


....でもね。 今年これで終わりじゃないのー(ニヤリ)。

12月20日、渋谷七面鳥にて、今年最後の加瀬竜哉ソロ・ライブ決定です!
最新情報は加瀬コムでどうぞ!
年末だーすでに気分は年末だー!なんかテンション高いぞ自分ー(笑)。
















-追記-
レポ中に書くのはタイヘン失礼な気がしたので触れなかったのですが....
"神田川"で加瀬さんがやった「赤いマフラー」の図。
あうー 似てるーぅ(核爆)。ラブリィチャーミィ〜!

えと....ペンギンだし....許してくれますよね?加瀬さん(汗)。


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