2005/09/03 up




live 〜showcase〜"true love"
2005.08.27 Sat.

at Kamikaze House (Shinagawa)
■ Set List ■
true love#1
faraway
夕暮れよ
true love#2
どうか幸せに〜小さな奇跡〜
true love#3
alone


(Guest : 音瑠)
ビターなスイートチョコレート
それぞれの...
one day
if it makes you happy

「よく覚えてるよね」
「....は?」
「本人が覚えてないようなことまで」
「........はぁ」
「で、いぃ〜つの間にかネタにしてるよね」
「............(脅)」

 こんにちは。脅えても書くもん書かせていただきます。『使えねぇオンナ』 Peepです(居直り)。
 前回のライブで 「歌うのも良いね」 とおっしゃってた加瀬さん。これはまたすぐに歌声を聴けるんだろうとにらんだ(睨んじゃいないけど)んですが、なんし、おっそろしく忙しいご様子。「次、いつですか〜」なんて催促 もとい お伺いした日にゃ睨み返されかねない(こ〜わ〜)。
本当に一体いつ寝てるんでしょうね?この人 良い子(嘘)で待つこと2ヶ月/Singer 加瀬竜哉再び、です。

 さて、8月27日。なんと。こともあろうに晴れました。
 前日、大型台風首都圏直撃でしたけど(何かやらずにはおれないんですか?)。
←誰が?
 そして今回こそはリハから見るんだぃと指定された時間に、そ〜っと(?)Kamikaze Houseへ。あっ 石田さんだ〜(ホッ) 「....お邪魔しま「加瀬さんまだだよ」  ........あうー。
 待つことしばし/加瀬さん、そして今回の Guest Vocalist/音瑠さん到着。以前からお名前は知ってましたし、実はライブ会場なんかでお見かけしたこともあったのですが、なんし ワタクシ一般人(事実)なもんで、いつも遠くから『あ、音瑠さんだ』と眺めてるだけだったのです。
そんなもんです となれば初対面同様、「はじめまして」とご挨拶するハズが、音瑠さんのほうから「何度かお会いしてますよね?」。........。(おい) 天気も良いし、(まだ)道にも迷ってないし、今日はいい日になりそうだ(軽)。

 ほぼ定刻、"ボ、ボクは司会なんだな平田"さん(す、すみません)の進行により、"Too Much Drink vol.4" 開演。今夜の出演者は(出演順)サンシンboy、フミト・ザ・カウボーイ、加瀬竜哉、Optimist Market。客席を見渡したところで、前回のゲスト・SAYAKAさん発見!髪バッサリ!ゴーグルグラス!まるで別人!再会を喜びつつ、何となく視線を感じて奥のテーブルを見ると  ....すすすすすS山さん!?!? 長いこと加瀬竜哉ファンの方ならご存知でしょう。加瀬さんの大親友であり、かつてスーパー・ウルトラ・何でも来いスタッフ^^;として何から何までこなしてらした方です。私、お会いするのは RA● RA●S 以来、10年?いやそれ以上ぶり。積もる話に花を咲かせ ....というわけにもいかないライブ直前。あぁムービーのセットしなきゃ。
 ....ここで、さっきまでの「今日はいい日に♪」な気分玉砕。諸事情あっておニューのデジタルムービー(前のん、10年は使ってたもの)。まずはテープを っと。 ....なぜ開かぬ(爆)。どうにかなるだろとマニュアルなんか読んでない。蒼くなったところへ、頭上から声。「相変わらず使えねぇオンナだな〜」....S山さ〜〜〜んっ!救いの神現る。やっぱ今日はいい日だ(反省しなさいって)。『あっさりと』テープを入れてもらい、すでにセッティング中の加瀬さんを横目に、あわてて客席へ。準備OK。とりあえず回し始めて ....なぜ回らぬ(爆)。「S山さ〜〜〜んっ!!」(ぬははははは)。「オレ、今日は客だぞ!」とブツブツ言いながらも教えてくれる貴方ってステキ。みなさん、新しいものを手に入れたら、マニュアルくらい読んでおきましょうね。(まず自分だろ!!)


▲隠れてしゃべる不思議な司会/笑
 全ての準備を終えたステージ上の加瀬さん。司会の平田さんにツッコミ入れる余裕も。この、少〜しゆったりした雰囲気も Too Much Drink の味。「加瀬竜哉さんです!えっと....ファンの方も多いみたいなんで、説明は省きます!」「んじゃ何しに来てんの!?」 ....ギター漫談はさておき(爆)、いつの間にかハコの中は満席。Singer 加瀬竜哉の「デビュー」は今年3月・Optimist Market ライブでの1曲だけの披露でした。....見てないけど(恨)。そして6月・初のフルステージを経て、今夜を迎えました。....ここに居る たくさんの方々の情報源のひとつに、前回のレポがあったりなんかしちゃったりしてくれると嬉しいなぁ....あの、ひとりでも良いから(弱)。
 そして、加瀬さんのMC。「イベント名があるのに、自分だけタイトルつけるのも申し訳ないんですけど」。―― live 〜showcase〜 "true love"。今夜の加瀬さんのステージのタイトルです。 ....あの〜、実は前回もタイトルがありまして....ワタクシ存じ上げませんで....いまさら前回のレポに付け加えるのもなんなので、カセコムでご覧クダサイ....
とほほ

 そのタイトルと同名のインストゥルメンタルから開演です。「true love #1」



 ―― 前回と同じく、加瀬さんの手にあるのはガット・ギター。柔らかいのに芯の強い音が心地いい。一瞬の静寂のあと、さらにやさしい音色で始まったのは「faraway」。ガットの音以上にやさしいヴォーカル。....「歌っている加瀬竜哉」に違和感、というよりも、良い意味で驚きを感じない。何だか....自然。たった1度フルステージを経験しただけで、このヒトまたどれだけのものを吸収したんでしょうね....。
 続いて、私としては今夜いちばん「意外な」印象を受けた、「夕暮れよ」。加瀬さんの曲としては、あまり聴いたことないタイプ ....なのは当然で(........。)、実はカバー曲でした。私の「加瀬竜哉を聴く耳」もまんざらではない。
満足 加瀬さんがレコーディングを手掛けてらっしゃるsinger・土岐麻子さんの曲。コードが変則的で、メロディも複雑。....が、そのとりにくいメロディ・ラインを、完璧にとってみせるところがすごい。後日 土岐麻子さんご本人もビデオで見て、とても感激してらしたそう。....さすが。
 ギターは前回に較べるとかなりシンプルなアレンジ。だからって、カンタンだとか「省いてある」とかではなく、歌を際立たせるため....ギターの音が寄り添う感じ。それがとても効いてる。
 そんな中、短いながらもギターを聴かせてくれるのが、インストゥルメンタル曲/「true love #2」。最後のハーモニクスの余韻まで聴き入ってしまう。その余韻を受けて、「どうか幸せに〜小さな奇跡〜」。言葉のひとつひとつに、大切に歌い上げる気持ちが伝わってくる。それに呼応するように、客席もしんと静まったまま―― もう 二度とは会えなくても ─。失ったものに対する愛って....やっぱり至上のものなんだろう。
 またもギターが話しかけます。「true love #3」。── 深く息を吸って....「alone」。内側に、内側に 締めつけられる歌声。
 ある本で読んだこと。『別離には3つの種類がある』。"裏切り"、"決別"....このふたつのどちらにも縁がないと信じる相手も、最後のひとつには敵わない。 ...."死"。
 ....今回最後まで、「歌」以外の言葉を加瀬さんが口にすることはありませんでした。さらに、前回と同じ歌は1曲もない。MCの代わりに話しかけるのはギター....インストゥルメンタルの響き、そして"true love"というテーマを受けた結果が選曲に表れたんじゃないかと ── たぶん加瀬さんに訊いたら、「それだけのこと」って言われるんだろうな....。何となく「showcase」と銘打った意志が分かる気がする。「今の」加瀬さんだからできること、それから「今の」加瀬さんにしかできないこと。....止まら(れ)ない人ですからね....。
 最後の"true love"―「風」。唯一ピック弾きの軽快なギターとは裏腹に、歌われるのは“祈り”そして“叶わぬ願い”。

 「一生、満足なんてしたくないよ」。 最高のものが出来てしまったら、おもしろくないじゃん ―― ライブ後、そう口にした加瀬さん。「“結”は要らない。起・承・転々々々々....(笑)」。 今夜のライブも、終わった瞬間にそれは過去になり、次へのステップに.... 置いてけぼりをくらわないためにも、しっかり見ておかなきゃでしょ。(^-^)
 "true love"、客席にむけて 加瀬さんからの最後の言葉は ── 「愛してる」。

 「...."true love"は、これで終わりです。続いて、『加瀬竜哉のライブには毎回いい女がゲストで出てくるじゃねぇか』のお時間です(笑)」という紹介で、ギターを手に 今夜の Guest Vocalist/音瑠さん登場。「こんばんは、音瑠でーす!」 ....本当に、毎回「いい女」ですねぇ。ルックスだけじゃなく、ソロでステージを飾れる実力を持つ女性シンガーを次々に「ゲスト」に招いてしまうあたりが、加瀬さんの人徳と言うべきか(爆)。"true love" のあいだ、カウンターからステージを見つめてた音瑠さん。「すっ....ごく、素敵でしたよ〜。こんなに素敵だとは....」。 もぅ、ベタ褒め。....Singerさんにそう言われると、またさらに嬉しいですね〜。しかもいい女ですしね〜(おいって)
 ここで、加瀬さんより報告(?)。そう、今夜最大の課題であった、「ひとりでしゃべりながら演奏しながら間を持たせながらステージ・ドリンクをいつ飲むか?」について(笑)。さて、解決法は?「飲むのやめてみた」。 ........あの それって 解決法?^^; 「要するに切れ目無しにしてみたらいいかなーなんて」。....「なんて」って言われても。ノドを傷められないことを願うばかり....トホホ。
 さぁ、2本のギターから、レゲエ調のリズムが繰り出され、1曲目は「ビターなスイートチョコレート」。....う〜む、音瑠さんパワフル。2本になったギターに全然押されないどころか、相乗効果。
 “2人での練習は1回だけ”だったそうですが、次の曲では息の合ったスライドも聴かせてくれました。「それぞれの...」。曲を終えて、「いいね〜。 ....何か、いいね〜!」を連発する音瑠さん。すごく気持ちよさそう。そして前回同様、「シンガー」 から 「ギタリスト」 になった途端の加瀬さんの脱力っぷりもかなり笑える。^^; 脱力そして....饒舌。ドリンクはっ!?(笑)。
 一転して、スロー・テンポの「one day」。力強く語りかけるヴォーカルに惹きつけられます。加瀬さんのコーラスも負けじと力強い....ホント、どういう歌い方しても正確に音をとれる人だ。^-^
 そして、いよいよホントに最後の曲。「二人とも好きなアーティストの曲なんで....敬意を表して」。シェリル・クロウの「if it makes you happy」。音瑠さんのパワフル&ソウルフルなヴォーカル全開。ところで....ガット・ギターって こんなに鳴るんだね〜(爆)。あの、弾きにくいぶっといネックで....フツーに考えれば かき消されそうなものなのに....。^^;
 今夜 吸収したものを、次はどんなカタチで見せてくれるのか....何と、すでに次のライブも決まっています。10月29日・場所は同じくKamikaze House。テーマは ...."hug"。期待してます。(^-^)


特別付録・オプティマのステージ乱入
 さてさて。ライブ中は「Too much drink」するお客さんを横目に見ていた出演者の方々。「今度はこっちの番だ!」....打ち上げです。とりあえずは居酒屋/サンシンboyの独断による(すんません/笑)飲み放題コース。
 ....そーよ。今日ね。道に迷わなかったの。偉いぞわし。....だったのに。某さんをお見送りに降りて、エレベーターで店に戻っ  たつもりが、見覚えの無い店で(おいおいおい!)しかも入れ違いにお客さんが降りてしまったため、背中に突き刺さる「なにやってんのこの人?」という視線に耐えつつ 再度上がってくるエレベーターを待たねばならず、さらに階を間違えたことはわかっても正しい階を思い出せず....1日分の冷汗をかいた....(戻れましたよどーにか)。
 終電がなくなる頃には二次会/「カラオケだろカラオケ」という加瀬さんの一声で決定。....気づけば、顔ぶれがすごかった。なんし、今夜出演のヴォーカリスト全員がそろってる。もぅ、リモコン奪い合い(爆)。ってか 何でそんなに元気なんだみなさん。^^; 数えてみれば、加瀬さんも20曲以上は歌ってる。しかも、「本気」(爆)。店を後にしたのは、すでに早朝と呼べる時間。始発帰宅ですなコリャ と、思いきや「ラーメンだろラーメン」(どなたのセリフかは書くまでもない)。 ......................................夜は終わらない。(^_^;;)

  さてさて。大島さんはじめスタッフのみなさま、お疲れさまでした+ありがとうございました!石田さんはじめ出演者の皆様、ふたりの歌姫(^-^)・音瑠さん、SAYAKAさん、またしてもお世話になりました。....そして、前回のレポを読み直して何か忘れてるなぁと。....ねぇ。主役に言い忘れてどうする(笑)。

 加瀬さん。
 いい夜を、いい歌を ありがとうございました。(^-^)



....オチなしでも締めれるんだよぅ!(爆)


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