Peep's murmur : 10

選択の理由
2006/01/03

 さて。新年とはまったく関係ない内容のmurmurです(爆)。ちょっとした心理テスト。え〜....考えこんでしまうタイプの方及び「ゲーム」を真剣に考えすぎてしまう方は、この先進まれないほうがよろしいかと....(汗)。

 昨年秋、仕事で とある講習会に参加しました。....あの....怪しい講習会じゃないよ(爆)。社会福祉関係の仕事に就いてる人のあーだこーだとか何とか....(つまり、わからないまま「誰か行け」で参加させられた/笑)。通常、眠気を誘う講義で終わる講習会なのだが、その時はいつもと勝手が違い、半日使って心理テスト?のようなグループ・ディスカッションが行われた。1グループ10人程度/性別・年齢バラバラ、全員初対面である。終盤、ある問題が出された。そこまで当たり障りなく受け答えてきた私だったけど、突然、問題提起したくなった(........)。これ多分....元々英語じゃないかと。WHOがアレコレ見解出してるそうだから、何らかの国際機関が出した問題だと思う。文章が英語直訳したっぽくて、出だしからちょっと妙だけど(汗)、原文のまま/以下のとおり。

スリー・テン 〜誰が生き残るべきか〜
 奇怪な一連の事件が続いて、世界中が強力な原子力のえじきとなり、この地球上に終局がもたらされるとします。しかし、科学者は特別な保護室をつくり、その中にいる人達は完全に生存できることが保障されています。この室内は、すでに選ばれた10人の人達が入れるようになっています。

1. 弁護士 6. 外国から留学に来ている医学生
2. 弁護士の妻(妊娠中) 7. 有名な小説家
3. 教養学部の女子学生 8. 生化学者
4. プロサッカーの選手 9. 70歳の牧師
5. 学識豊かな女優 10. 武装した警察官

 ところが、最後の瞬間になって科学者は、最初の計画に反して、保護室の中では7人しか安全を保障できないとアナウンスしてきました。
 上記のリストの中、どの人が除かれるべきでしょうか。生き残れない3名をあなたが決めてください。

 ....この問題を見た瞬間に、「....一石投じてみますか」という気分になった。その場にいるのが"社会福祉"という仕事に携わっている方々だったから、なおさらかも知れない。意見を聞いてみたいとも思ったし。....しばらく周囲の意見を聞いてから、「では」 と一石 ....岩かな?(爆) 投じてみたところ、案の定大ブーイングをくらった。....大体わかるでしょう。でもね。大事なのは、その"選択の理由"。反論する"理由"もなく、ただ「それはダメ!」と否定してきた人は、理由を説明すると言い返せなくなった。....うん。"別の考え方"はあると思う。実際、「あ、それはアリかも」っていう"選択"の持ち主もいらしたし。でも私の"選択"を否定することはできない。なぜなら その選択を始めた時から、単に問題に対する答えではなく、頭の中には自然と「ストーリー」が生まれてたから。....降りてきたのかな?否定できないだけの"裏付け"を持った"選択"だという自信があった。私にしてはめずらしく。
 意外だったのは、グループの中にもうひとり、私と同じ選択をした女性が居たこと。これには驚いた。....敢えてここに、"私に選択された3人"は記しません。答えはひとつじゃないし....いろんな視点から考えてみてクダサイ。大切なのは、どの3人を選ぶにしても、それが"苦渋の選択"であることじゃないかな。── 非難されようとも、罵倒されようとも、自分自身も傷付いて、涙流して選択すること。...."除かれる人"への礼儀じゃないだろうか。

 ....うーむ。冒頭の『考えこんでしまうタイプの方及び「ゲーム」を真剣に考えすぎてしまう方』。
 もしかして、私がそのタイプか?(爆)


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