Peep's murmur : 05

灼熱・きらら博
2001/12/24
見慣れるとかわいい

........かぁ?(笑)

■2001年/夏■

 全国各地で「新世紀博覧会」のよーなもの開催。ここ、山口県で開催されたのは「JAPAN EXPO YAMAGUCHI 2001/通称・山口きらら博」。この会場で行われたあるイベントに「虹伝説」(一応、正確に言うとAkira Kajiyama Project)がゲスト出演しました。それにかかわっていたことから、以来私は「きらら博実行委員会の人」になっちゃってますが(汗)。
 私の立場は「やまぐち県民文化祭/ポップ・ミュージック・フェスティバル(PMF)実行委員会」所属。さらに本職はただの会社員でございます。....まぁそんな、ムキになって訂正するほどのことじゃないけど、一応言っておかないとホントの(?)きらら博主催者に申し訳ないので(汗)。
 この「やまぐち県民文化祭」というのは音楽だけでなく演劇・美術なんかの部門もありまして、毎年県内各地で部門毎に企画・運営しています。で、'01年はたまたま「きらら博」が会場になったというだけのこと。
 以上、私の肩書きをまとめると「JAPAN EXPO YAMAGUCHI 2001/通称・山口きらら博/協賛事業/やまぐち県民文化祭/ポップ・ミュージック・フェスティバル(PMF)実行委員会」所属。略して「きらら博実行委員会の人」(あはははははは/コレならいける!)。

 PMFの概要としては、毎年県内で活動しているアマチュアバンドのライヴに加えて、「山口県出身のプロ・ミュージシャン」をゲストに迎えるというもの。私がこのイベントにかかわり始めたのは'00年から。....いや、単にバンドやってて、それをまた当時の県担当者が知っていたので誘っていただいただけなんですが(--;)。'01年は、セッティング図作ったりもしてたんで、この時点で出演者の方々は「Peepは県庁の人」と思っていたらしい。妙に機材がわかる県庁職員と(笑)。

■GUEST決定

 はい、お待たせしました(笑)虹伝説です。ゲスト決定したときはもう、びっくり。唖然。呆然。最初はなんで虹が!?と思ったけども、よく考えてみれば梶山さんは県出身者ではありませんか!ゲストの主旨にバッチリ合致(今頃気づく)。....で、Akira Kajiyama Project、っとなった次第です。参加メンバーは梶山章(G)/藤本朗(Vo)/加瀬竜哉(B)/永川敏郎(Key)/工藤義弘(Ds)。
 私の本来の仕事は参加バンドとの折衝及び当日のステージつきスタッフ。が、8月になって舞台監督の山根氏から「ゲスト対応よろしく」と。普段なら山根氏か県の担当者がそういう重要な(汗)役割をになうハズが、'01年は山根氏はきらら博そのものに関わっていて超多忙。県担当部門も「県民文化祭」を一手に引き受けているので大変。そこで「パシリのPeep」の出番となる(泣)。「最前列のチケットをあげる」と言われたら大喜びするけど、た、対応???(大汗)あの、PRECIOUSにEARTH SHAKERにX-RAYにNOVELAなんですけど....(私の音楽遍歴の中で印象の大きいものをあげさせていただきます/笑)。嬉しいです。嬉しいけれども。....胃痛に悩まされる日々の始まり。私はイベンターでもなんでもない、裏方ドシロウト。加瀬さんがいることを幸い、「ど、どーしたらいいですか!?」と、助けを求める(すんません/汗)。加瀬さんからしても、ン年前最前列でヘ●バンしてたヤツが、まさかご自身のライブの世話をすることになるとは、だったでしょうねぇ(ToT)ちなみに私にNOVELAというバンドを教えたのはこの方です(^^;)。
 本番前日。虹御一行様を県担当者・Sさんと二人でお出迎え。荷物をまとめて出て来られるのを眺めつつ、Sさんがぼそっと一言。「思ったより、地味なんですねぇ....」いいぞ、Sさん。一体どんな予想をしていたのかとても知りたいぞ(笑)。しかし、実は内心、うわー虹伝説だぁー動いてるよぉー(←私、このレベルです)と、逃げ出したくなっている。ごあいさつもガチガチ。もう、胃痛最高潮(汗)。

■8月18日/本番。

 快晴。きらら博会場は海に面しているので多少風があるけれど、そんなもの何の役にも立たないほど暑い。予想して着替えを持っていたけれど、本番までに品切れ。それにしても助かったのが、当日お手伝いスタッフのみなさまのすばらしさ!暑い中、本当によく動いてくれたし、本番中のソデ待機部隊(ある程度機材のことがわかる+力持ち要員)もバッチリ。ありがとうございました!(涙)
 昼食後、いよいよゲストリハーサル。ちょうど私はイス(客席はベンチスタイル)の上に書類広げて確認作業の真っ最中。しかし、工藤さんのサウンドチェックが始まった途端、その振動で書類が飛ぶ飛ぶ!(汗)。山根氏曰く、「まるでマッサージチェア」。やはりプロの音は違う....と唖然としているうちに、加瀬さんのベースも加わってしまい、もう確認作業どころじゃない。しょ、書類がぁっ(笑)。
 緊張はしていたけど(いや、私が/笑)、リハは終始なごやか。余裕といいましょうか....「よろしいでしょうか?」という卓側からの問いかけに「モニターOKですけど、あと10℃ほど気温下げてくださ〜い」と、工藤さん。スタッフも大ウケ。と、いうか同感(--;)
 ほぼ予定どおり15時開演。ゲストの出演予定は18時〜なので、しばし休憩。とりあえずなにかご用があれば....(パシリPeep)と楽屋をのぞくと、加瀬さんしかいない。「あの〜、みなさんは....」「遊園地へ遊びに行ったよ」(笑)目撃された方もかなりいらしたと思いますが、私が行ったときはあの、ひとり乗りのロケットみたいなやつ、アレに嬉しそ〜に搭乗中。さらに「つぎ!」とかいうて遊園地を駆け巡る虹伝説(あーあぁ(ToT))
 そんな感じで会場内を散策している間に、何人かファンの方が声をかけてこられた。メンバーもそれに気軽に応えてお話したりサインしたり。このときの私の本心。「客になりたい(泣)」。しょうがないですね、仕事なんやから(意地)。....................でも、欲しかったの私も....サイン(涙)。
 いよいよゲストの出演時間が迫る。本番中の私のお仕事は写真撮影。前年、慣れないカメラで苦労したので今年は愛機持参(....あんまり使ってもらってない愛機)。ステージが広いため、300mm使用(泣/重い)。..........でね。そんなんやってたからステージまともに見てないんです(涙)。にーじーなーのーにー(ToT)(仕事仕事)ライブレポートはいろんなサイトで見かけましたので(泣)そちらでご覧ください....。
 * set list *
  No Salvation/Holy Man/Anything/Blues〜Too Blue To Sing The Blues/Kill The King/All Night Long/Still I'm Sad/Burn/Highway Star

 ライブをまともに見ることはかなわなかったけど....感動。私は思いっきり地方人で(泣)ただ音楽が好きでバンドやってきて、いわゆるプロの方とお仕事で関わる機会なんか片手で足りてしまうほどしかない、それが当たり前の生活をしてきた。それでもそんな中からいろんな人との繋がりができて、今、ここにいることができる。もう、その場にいるスタッフ全員に抱きつきたい気分(笑)。
 本番終了。が、感動の余韻に浸る余裕もなく(これが現実(ToT))今度は撤収。そこで会場スタッフの方が「コレ、梶山さんのです」....と手にはギター。私に預けるつもりらしい。.....持てませんそんな大事なもの!!(大汗)「私、ドア開けますからぁ〜っ」と、スタッフに運んでもらう(笑)。....でも、よく考えてみれば。触っておけば少しはギターうまくなったかもしれない。(はははは)ちょっと後悔。
 そしてゲスト撤収。この時、梶山さんはスタッフひとりひとりに声をかけて、握手してはりました。またまた感動(ToT)。

■EPIROGUE

 ひと休みの後、食事を兼ねて打ち上げ。が、みなさんホントにお疲れのご様子。マジであの暑さにはマイッタ。それでも同席したスタッフそれぞれに声をかけてくださいました。何というか....もっと「エラそうに」されても(汗)全然不思議ではなかったんですけど。ホンマにホンマに、なんていい方たちなんだろう(また感動)。
 梶山さん/至らないところが多々ありました。日程もギリギリでしたのに、快くご出演承諾していただき、本当にありがとうございました。 藤本さん/あまりにも低姿勢で....(涙)。いいんです、パシリでも何でも使っていただければ!辛いものばかり頼まれてましたが....実は心配でした。ノドに悪いんじゃないかと(ハラハラ)。 加瀬さん/準備段階からたびたび「探り」を入れてしまってすみません(泣)。おかげで本番前に心の準備ができました。今度はフグ準備しておきます。ブギも準備しましょうか?(笑) 永川さん/もう、お会いできただけで光栄です。パス間違っててすみません....(ToT)/永川さんのBパスが「氷川」になっておりました.........ぁぁ(汗) 工藤さん/口に出してはともかくとして(ははは)、気を遣っていただいてるのが本当によく伝わってきました。失礼なこと多々申しあげたような気がします(大汗)。どうもすみません....(ToT)
 PMFにかかわったすべてのみなさまへ/第一に、'01年も私を一員として加えてくださったことに感謝します。ゲストがこうくるとは思いませんでしたが....(笑)。特に、舞台監督・山根さん/前年以上にご指導ありがとうございました。信頼していろいろと任せてくださったことがとても嬉しかったです。 県担当者・Sさん/いろんな場面で板挟みになりつつ、また他のイベントも平行して抱えながらの企画運営、本当にお疲れさまでした。 参加バンドのみなさま/段取りが急に変更になったり、ご迷惑かけどおしでした。今回は本当にレベルも高かったですし、セッティング・撤収も率先して手伝っていただいて本当に助かりました。ありがとうございました。エレキンともきらら以来のおつきあいですな(笑)。ずいぶん前からつきあってるような気がします(^^)。

 ストーブ点けてこれを書いているとあの暑さが嘘のよう(--;)今、あの時と気温差30℃ありますから(汗) きらら博会場は、すでにすべて撤去が終わったそうです。さびしいですね....今現場に行ったら、泣きそうですよ私。
 こういうイベントのお手伝い自体とても楽しいけど、さらに今回は「虹伝説」という超メガトン級のおまけつき(感涙)。こんな機会、二度とないんでしょうけど(泣)。逆に言えば、一度でもそのスゴイ機会を与えていただけた私は幸せ者です。「客席から見たい....」という願いも、思ったよりずいぶん早く'01.12.9/Y2Kで果たすことができました。
 '01年・夏は、暑くて、熱かった(笑)。さぁ、それに負けない夏をこれからも創るのだ。
 えらく、前向きやなーい?(笑) 音楽ってスバラシイ。





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