Peep's murmur : 04

出逢いのお話
2001/10/26

 「出逢い」といっても音楽のお話。
 CD買う場合、そのミュージシャンが好きというのはもっとも単純明快な動機。だけどそんなお気に入りにしても「初対面」があった。そんな新規開拓パターンのお話。

 私は「必ず見る(聴く)番組」というものがない。よって、今何が流行ってるかとかどんなバンドが出てきたとか、そういう情報を得るべくして得ることがほとんどない。
 雑誌も、必ず読むのってYOUNG GUITARくらい。あんまりヴィジュアル系・歌謡曲系は載ってませんなぁ〜(笑)。
 ではどこから情報を仕入れるか?友達から勧められて....は別として、よくあるのが、TVラジオ有線放送なんかで、ちらっと聴いたフレーズに「おや?」と感じてたどり着くパターン。この場合、とても大切な役割を果たすのが素晴らしき友人たち。なんたって、バンドかソロか、新曲なのか懐メロ(?)なのかもわからない、ただ私が口ずさむサビでもない1フレーズを元に何の曲かを答えなくてはならない。この素材は、時には「歌」ではなく、ベースラインであったりギターソロであったり、最悪の場合リズムのみであったりする。「クイズ ドレミファ・ソ」(by ミッチー)どころじゃない。
 そして曲名がわかるまで、「じゃ、ここは?」という鼻歌に付き合わされる。たまったもんじゃない。私だったらイヤだ(......)。優しさと音楽知識にあふれるお友達のみなさん、ありがとう。
 ちなみにギターを初めた当初から、「耳コピ」する場合(....に限らないか。自分で曲作る時もだ)、そのフレーズをまず「歌える」ようにして、それからギターを手にする、という方法でやってきた。賛否両論あると思うけど、パッと聴いてパッと弾けるほどウデがあるわけじゃなし(えっ)、それよりも「音程」だけじゃなく「ニュアンス」の部分をを自分なりに取り入れてからギターに変換したほうがいいと思ったから。まぁ大抵思惑どおりにはならないけど(どーよ)。鼻歌はこのせいかもね。そういえばカラオケ行ってもギターソロまで歌うなぁ(「ウルサイ」といわれる)。

 次に、数としては少ないけど、インパクト絶大なのが「初対面」がライヴ、というパターン。先にCD聴いたりして「ライヴ見てみたいなぁ」と思うようになり足を運ぶというのが普通なんだろうけど。何の予備知識もなしに、たまたま、偶然、いきなりナマで出会った音がガツーンときたなんて、そりゃもう。古い順に挙げると、聖飢魔ll、OWL、DANTE、及川光博....ってバラバラだなぁ....(ToT)

《サンプル/及川光博の場合》
 あるアマバンのコンテストに友達がエントリーしたので見に行くことに。「ゲスト/及川光博....知らないなぁ〜」(デビュー直前だった)。多分あの会場で「及川光博」を知っていたのは関係者だけじゃないだろうか?
 それが変なコンテストで。諸注意で「演奏中は立ち上がらないでください」....って。アナタ。早くから並んで前の席GETしていた各バンドのファンがかわいそう。やる側としても寒いよ、それって(座って楽しむタイプのバンドもあったけど)。そして各バンドの演奏が終わり転換毎に、進行さんが「お疲れさまでした、どうぞ!」と、スポンサーである某飲料メーカーの看板商品を差し出す。それを一口飲まないと話が続かない。....なんなんだってば。
 そんな、全員がきちんと座り、なおかつダレている状態で、王子様登場ですよ。あのテンションで。あ・の・テ・ン・ショ・ン・で。ひきました。ホール全体が。しかし!プロローグに続いて始まったS.D.R.で、会場のほぼ半分が立ち上がり、ライヴ中盤には総立ちになって、振り付けまで真似て踊ってた。会場にいたみなさん(おそらく)初対面ですよ。恐るべし、ミッチー。彼の場合は「音」+エンターテイメント....つまりすべて、ですね。すべてにガツーンと(笑)。隣にいた連れに「あんなにはじけたPeepは久々に見た」と言われた。
 ミッチーは当然のこと、サックスがかっこよかった。チャラのバックと同じ人って誰かに聞いたような気がする。デビュー→ブレイクは早かったね〜さすが王子様。

 何バンドもでるイベントに行くと、こういう突然の出逢いに巡り会うこともあるけれど、最近機会があまりなくて、ライヴでの新規開拓がない。イベント、行きたいなぁ。年末、12月って結構イベント多いよねー....都会はさ。





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