Peep's murmur : 01

広くて浅い世界のこと
2001/10/03

 私は、誰かにお勉強(ギター等含む)を習った経験が、ほとんどない。
 プライドが高いんじゃないの?とよく言われる。それも少しはあるかも。でも、頭を下げるのがイヤだとかいうことではなく、単に「自分のペース」を乱されるのがキライ。「習う」のがヘタなんでしょう(致命的)。一度ガツンと痛い目を見て、「基礎の大切さ」を思い知ればいいんだろうけど。
 以下過去の例。

《バイク編》
 あるバイクサークル加入当初、いつも顔を出している女性部員は私だけ。いい人ばっかりだったし、みんな優しかったし、でも「マスコット」的に見られるのは性格上合わなかった。整備の手伝いなんかしようとしても「手が汚れるよ」とか(その思いやり自体は本当に嬉しいし、感謝してます.....)、見学者。レース(主にモトクロス/もちろん素人レースよ)はサーキット内なので免許所持の必要はなし。でも乗る以前の問題で、まずがエンジンのかけ方からわからないんだからどうしようもない。
 で。「たずねる」のが何となく悔しくて、みんなに内緒で「中型自動二輪免許取得」を目指す。免許さえあれば一目置いてくれるだろうと。そして晴れて免許をいただく。卒検(実車)1回落ちたけど(一旦停止でコケた)。ともあれ、その結果「見学者」廃業、立派(?)に整備にもレースにも参加させてもらえた。
 いろいろ無茶やりました。ごめんなさい。当時関わってくれたすべての人たちに感謝、感謝、感謝。

《音楽編その1/ギタリストへの道》
 なんてったって中央と地方の最大の差は「チャンスの有無」にあると思う。音楽に関しては、どんなジャンルであれ「ナマ」で見る機会なんてめっ........たにない。
 そんな、家でユーミンとかカーペンターズとか聴いてた人間が、ですよ。生まれて初めて目にしたのが、スシ詰めライヴハウスでの「悪魔の黒ミサ」presented by 聖飢魔ll(しかもデビュー前)....これ以上恐ろしいことがあるだろうか。いや、ない。反........やめておきます(信者の方だけわかってくれるでしょう....)。まさしく「ライヴハウスの洗礼」(笑)後、Peepは友達に向かって「ギターやる。あの、こっち側で弾いてた人(Ace清水長官/人じゃないけど.....お許しを)、あんなのになりたい」と宣言。今思えばなんて身の程をわきまえない発言でしょう。
 友達によると、「もう、目が普通じゃなかった」らしい。あはははは。
 まずはとりあえずギターを手に入れる。アリアプロのストラト(地元の楽器店に黒のギターがこれしかなかった)。重いんだコレが。その重さだけで一瞬ひるむ。コレを軽々と振り回せるようにならないといけないのか(何か、間違ってるよそれ)。でも、今持っても、「このギター」重い!私が持っている中でいちばん重い!
 普通ならここで、「ギター教室」行くとか、友達に習ったりとかするんでしょうけど。そうしない(できない)のが広くて浅い世界の主。教則本なんぞを買ってみた。.....が、やらないんだな、これが、「基礎」を。「曲をまるごとコピーすればある程度の弾き方は身につく」(未だすべてにおいてこの考え方、変わってません。だから成長しないんでしょう。)
 それでライヴできて、作詞作曲できてるんだから、余計「痛い目」を見る機会を逸してる。いいんだか悪いんだか。

《音楽編その2/ベーシストへの扉》
 その後、京都で暮らすことになり(大都会よ)、はぢける。でも、なぜか「軽音」ではなく「バイクサークル」に入る。この辺、特に私らしい。
 ちょこちょこライヴもできた。プリプリのコピバン手伝ってたのもこのころ。でも、ギタリスト人口って、多い。多すぎる。しかもみんな上手い。戸惑うイナカもの、Peep。
 ある日、バイト先で「ベースやらない?」と誘われる。「やる」と答える(その間0.5秒)。やってみて損はないだろうと思ったし、ギターより弦2本も少ないし(なめまくり)。
 そこで友達から5千円でベースを購入。すごいベースを(何が、どう?)。現在に至るまで、所持するベースはこれ1本のみ。大体見た人が「おぉ〜!」と笑ってくれるので、結構気に入っている。肝心の「音」の面はともかくとして.....。
 初めて弾いた感想/指イタイ。が、初めてベースを手にして1週間後には「ベーシスト初ライヴ」だった。なんか、特に問題なかったみたい。またしても「痛い目」を見ずに時は流れる。

《OA編/文豪からネットまで》
 社会人になったとき、PCなんてまだぜんっぜん普及していなかった。よって最初は「文豪」(ワープロ)を使っていた。次の職場がわりと進んでいて「Dos/V PC」(なんだったかなアレ。)があった。しかし。その職場で「PC」が使えたのは、私の前任者だけ。つまり、誰に訊いてもわからない。習う習わない以前の問題。そして、またしても実戦(実践)により修得(?)する。以降、現在Win Meにいたるまで同様。
 自宅にPCを購入したのはWin 95時代。インターネットを始めたのは3年くらい前。友達のE-mail人口が5人以上になったら始めると公言していたら、結構早かった。
 しかし。これまた何からやっていいかわからない。「TAというのはインターネット利用の際に不可欠な機械」と思っていたレベル。あぁ白状すると、私今でもアナログ回線利用者です。いくら何でもいい加減考えようかなぁと思ってはいますが。
 結局「インターネット入門」みたいなの買ってきて、配線(25mのモジュラー)から設定から全部独学。理解できたとは言い難い状況。でも実際にネット使えてるんだから別に困ってない(懲りてない)。

 「痛い目」はことごとくPeepを避けていく。そしてついには「HPを作ろう!」という暴挙まで許してしまう。


以下「ホームページをつくろう」に続く。




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