photo by cana
+++thanks!+++
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■ live act :
2 ■ 先に書いたとおり、gerbera
の音源としてライブ会場でのみ入手可能の4曲入りデモがあります。その中では guitar : 加瀬さんが keyboard
も担当し、これがかなり耳に残るフレーズを奏でています。以前、liveでは打ち込みかなとお訊きしたところ 「使ってない」とあっさり。(またしても二の句が継げないPeep) デモと
live のアレンジ聴き比べも今回楽しみにしていたことのひとつでしたが、途中まで key
の音が入っていないこと自体に気がつきませんでした。つまりそれぐらい違和感も物足りなさも感じていなかったということ。特別に live
用のアレンジがしてあるわけでもないのに、drums : 乙部さん、bass : namie さん、guitar :
加瀬さんが弾き出す、ひとつひとつの音の厚さに圧倒される。 「gerbera と申します....よろしく」。歌うときとは別人のような aki さんの mc
をはさんで、新曲『kiss』。他の曲とはかなり印象が違い、え〜....カワイイというと大変失礼でしょうか?(大汗) ただし、gerbera
そのものに漂うシニカルな雰囲気は、そこにもある。drums & bass のグルーヴに guitar のカッティングがはねる rock'n'roll。
guitar とユニゾンで聴かせるリフ/「chu chu ....」では、ときおりフェイクをまぜながらタンバリンを鳴らす aki
さん。 スパッと切り落としたように演奏が終わると、静かに guitar
のアルペジオが染み込んでくる ―『存在』。特筆すべきはラストのリフ。重いビートに乗せて ―アタシハココニイル....― と語りかける中、「突然、叫びたくなった」という
aki
さんの悲鳴。おそらく客席全部、一瞬凍りついたんじゃないでしょうか。もちろん、私もですが(汗/トリハダたってました)。それと同時に乙部さんの低音がフル・ヴォリュームに。トリハダとおりこして、怖かった(冷汗)。こちらの動悸がおさまらないうちに 力つきたように音が消えてゆき、今度は対照的に静かな囁きが重なる。 ―いつだって ここにいる― 「次は3月20日、またここLa.mamaで」と、一言ずつ選ぶような
mc に続いては、guitar の突き刺さるようなハウリングで切り込む『花』。デモのオープニングも飾るこの曲の base part
は圧巻。 ―花ヲ咲カセテアゲル― サビでは両手を広げる aki さんを中心に gerbera
が咲く。包み込まれるような感覚。重いリフとのギャップが心地いい。 そして拡声器を高々と掲げる aki
さん。ラスト・ナンバー『廃虚の女』。『花』で ―キレイナ夢ヲ見セテ― もらったかと思えば、またも突き放される....いや、振り落とされるような(汗)ハイ・スピード・ナンバー。際どい言葉が連発されるけれど、ヴォーカル・ラインは対照的。スピードにのって流れるようにきれい。ヴォリュームもスピードも限界まであげて、最後のクラッシュを加瀬さんがジャンプで飾り、幕が下ろされた。aki
さんの、やっと聞き取れるくらい小さな「ありがとう」。その一言を残して、4人はステージから降りた―――。 |