- 2002/01/30 up -

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■ introduction ■
 快晴。 旅立つ朝(笑)、出発地は吹雪でした。山口が吹雪なら東京は豪雪のはずなのに。(ん?)
 私にとっては初の gerbera 'on stage'。「加瀬竜哉ページ」を設置していながら、「初」。
ごめんなさい ついでにいうと、加瀬さんがギターを手にした姿を見ること自体、7年ぶり。かさねがさねごめんなさい しかもパン●●&●●ビア以来。どないもこないもごめんなさい
 すでに発売されているデモだけが、私にとっての「gerberaのすべて」。....それはサビシイじゃないですか(泣)。えらそーにコーナーなんぞ作ってる場合じゃないと気持ち小さくなっていましたが、念願のライブ。....ま、この移動距離じゃ「ライブに行く」というよりも一泊二日の立派な「旅行」ですなー(開き直り)。
 事前に、「●●線は●両目に乗ればいい」とまで詳細に“手引き書”を作ってくださった方の厚意を踏みにじりつつ(つまりその....迷いつつ/泣)、会場/渋谷 La.mamaへ。平日の、しかも割と早い出演時間にも関わらず会場内は満席。ビデオ録りという使命(?)があったため、「人の頭が映らないような位置」どうにか確保(ギリギリに行く私が悪い)。

■ live act : 1 ■
 客電が完全に落とされ、se:『let it be』が流れる。ピアノの音を聴きながら、心の中で “はじめまして” とごあいさつしてみる。やっと、会いに来ました。......のこのこと。(笑)
 gerbera からのごあいさつ第一声は、初めてデモを聴いたときに「あれ?」と驚いてしまったムスタングの高い響き。(汗/だから、私、RAD RATSからスキップしてますので....)そして、ゆっくりと拡声器を構えるvocal : akiさん。 ―この月の夜に― 1曲目は『月の夜』。直接届く、高音と低音・まっぷたつのコントラスト。ルーズな曲だけにそれがいっそう際だって目も耳も離せなくなる。すでにこの時点で「ビデオ」をおろそかにしている私(汗)。そんな、目の前にいるのに液晶見てたんじゃ何にも....とはいえ、その結果「どこを録ってるんだ....」という箇所、多数。まぁまぁ、それだけしっかり自分の目で見ていたということで....って、ダメ?(泣)
 ルーズなムードから一転、割れるようなビートから始まったのは『ユメ』。歌うというよりも、突き放し、“バカじゃないの?”と皮肉をぶつけてくるような雰囲気の akiさん。目深にかぶった帽子のせいで表情も読みとれない。この感情の殺し方が気持ちいい。



















photo by cana
+++thanks!+++


■ live act : 2 ■
 先に書いたとおり、gerbera の音源としてライブ会場でのみ入手可能の4曲入りデモがあります。その中では guitar : 加瀬さんが keyboard も担当し、これがかなり耳に残るフレーズを奏でています。以前、liveでは打ち込みかなとお訊きしたところ 「使ってない」とあっさり。(またしても二の句が継げないPeep) デモと live のアレンジ聴き比べも今回楽しみにしていたことのひとつでしたが、途中まで key の音が入っていないこと自体に気がつきませんでした。つまりそれぐらい違和感も物足りなさも感じていなかったということ。特別に live 用のアレンジがしてあるわけでもないのに、drums : 乙部さん、bass : namie さん、guitar : 加瀬さんが弾き出す、ひとつひとつの音の厚さに圧倒される。
 「gerbera と申します....よろしく」。歌うときとは別人のような aki さんの mc をはさんで、新曲『kiss』。他の曲とはかなり印象が違い、え〜....カワイイというと大変失礼でしょうか?(大汗) ただし、gerbera そのものに漂うシニカルな雰囲気は、そこにもある。drums & bass のグルーヴに guitar のカッティングがはねる rock'n'roll。 guitar とユニゾンで聴かせるリフ/「chu chu ....」では、ときおりフェイクをまぜながらタンバリンを鳴らす aki さん。
 スパッと切り落としたように演奏が終わると、静かに guitar のアルペジオが染み込んでくる ―『存在』。特筆すべきはラストのリフ。重いビートに乗せて ―アタシハココニイル....― と語りかける中、「突然、叫びたくなった」という aki さんの悲鳴。おそらく客席全部、一瞬凍りついたんじゃないでしょうか。もちろん、私もですが(汗/トリハダたってました)。それと同時に乙部さんの低音がフル・ヴォリュームに。トリハダとおりこして、怖かった(冷汗)。こちらの動悸がおさまらないうちに 力つきたように音が消えてゆき、今度は対照的に静かな囁きが重なる。 ―いつだって ここにいる―
 「次は3月20日、またここLa.mamaで」と、一言ずつ選ぶような mc に続いては、guitar の突き刺さるようなハウリングで切り込む『花』。デモのオープニングも飾るこの曲の base part は圧巻。 ―花ヲ咲カセテアゲル― サビでは両手を広げる aki さんを中心に gerbera が咲く。包み込まれるような感覚。重いリフとのギャップが心地いい。
 そして拡声器を高々と掲げる aki さん。ラスト・ナンバー『廃虚の女』。『花』で ―キレイナ夢ヲ見セテ― もらったかと思えば、またも突き放される....いや、振り落とされるような(汗)ハイ・スピード・ナンバー。際どい言葉が連発されるけれど、ヴォーカル・ラインは対照的。スピードにのって流れるようにきれい。ヴォリュームもスピードも限界まであげて、最後のクラッシュを加瀬さんがジャンプで飾り、幕が下ろされた。aki さんの、やっと聞き取れるくらい小さな「ありがとう」。その一言を残して、4人はステージから降りた―――。

■ epilogue ■
 ライブ終了後、打ち上げ・二次会でカラオケへ。カラオケ。加瀬さんとのおつきあいは長いですがカラオケに行ったのは初めて。 居酒屋(いつも)・ボーリング(たまに)・野球(爆) というのはありましたが。どうよ?と思っていたのに、全員歌う歌う(汗)。私、加瀬さんが歌うの聴いたのは
マ●ドレ祭り(爆)以来やと思います。シラフだったため余計『こういう場でどーせーっちゅーねん』と目立たぬようにしていたつもりですが(ムダ)やはり回ってくるウタ本。 ちなみにその場の顔ぶれというのが 加瀬さん、aki さん、そして....え〜....(すみません、ワタクシ一般人なもので物覚えが....) 事務所の社長さん、某レコ会社の方、gerberaオフィシャルサイト掲載の写真も撮ってくださってるカメラマンさん....か?+私(場違いも甚だしい/汗)。 ....歌えますかって。(泣) こそこそっと当たり障りのない1曲で許していただき(大汗)  っていうか、許すも許さないも みなさんガンガン歌うから。(笑) 社長さんのEverything には聞き惚れました。レコ会社の方の Queen 、カメラマンさんのスガシカオ、aki さん(live後だというのに〜....)の Coccoも聴けました。みなさん慣れてらっしゃる(笑)。  .....ん?加瀬さんですか?私、7年ぶりに加瀬さんのギタリスト姿を見られただけじゃなく、同じく7年ぶりに「銭形平次」聴くことになろうとは思ってませんでしたわ。7年前は guitar /今回はウタ という違いはあるにせよ、どうも●●チョ&シル●●から離れられないようですねぇ〜。ライブ、いつですか?(爆)
 そして。お開きとなったのは「もうちょっとで始発」タイム。....これも7年前といっしょか....(汗)

 冗談はさておき。(じょ....冗談にするかっ/汗) gerbera のキーワード/“loud & cool な rock'n'roll を下世話な歌詞で演る”。一言で表せばそうかもしれない(ご本人の弁に対してアンタなに言うてんのん/大汗 最後までごめんなさい....) ....けど、それはあくまで基本形。この日演奏された6曲だけを聴いても、「そうきたか」の連続。
 と、いうことは、ですよ(ニヤリ)。ほぅら、今のうちに見ておかないと次はどういうバンドになってるかわかりませんよっ!(笑) そういうわけで次のライヴは3月20日、今回と同じく渋谷La.mama。みなさま、道に迷わないようご注意の上(自滅) 足をお運びください♪
2002/01/30 Peep



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