平面いぬ。  (集英社文庫) 2003/07/10
収録作品:石ノ目/はじめ/BLUE/平面いぬ。 全4編
 ....乙一だぁ〜(嬉泣)。某ランキングで上位にランクされた「GOTH」を買おうか買うまいか (そのー、文庫化まで待とうかと/汗) 迷ってたトコで見つけた1冊だけに、余計嬉しい。『はじめ』だなぁ....(涙)。
 失踪HOLIDAY  (角川スニーカー文庫)
収録作品:しあわせは子猫のかたち/失踪HOLIDAY 全2編
 またも「スニーカー文庫」です(汗) 表題作はまさしくスニーカーだわという感じで....いやその良し悪しじゃなく....なんちゅーか(苦) でもでも、『しあわせは....』 は良かった!! っていうか、泣いた(T◇T)<すぐ泣く。 物語冒頭からユウレイとして(汗)登場する"雪村サキ"のユウレイらしからぬ快活さ、対照的に無気力そのものの主人公。....いいです(T-T) ちなみに。「あとがき」もイケてます。乙一先生(笑)
 きみにしか聞こえない  (角川スニーカー文庫) 
収録作品:Calling You/傷 -KIZ/KIDS-/華歌 全3編
 なんせ「スニーカー文庫」ですんで(爆) 買うのにちょっと勇気が必要ではあったんですが(汗) "あとがき"で作者ご本人が「スニーカー的でない」と表現してはるのに 逆にちょっと安心したりして(笑) でも、いちばん残ったのは 思いっきりスニーカー的な『Calling You』。基本的にこういう話に弱いんだろう(-_-)
....映像化だけは避けて欲しい....(ボソリ)
 死にぞこないの青  (幻冬舎文庫)
 何が好きって、この飄々とした雰囲気が好きなんでしょう。 この直前に読んだ、『暗いところで....』 と比較すると、「殺してもいい。でも、殺されてはだめなんだ。」 なんて、オイオイオイな内容なんですけど(汗)、登場人物に対する、「親」である作り手の愛情を 強く感じます。 「いつだって加害者は、被害者ほど事件を重大に受けとめないものなのだから。」 飄々と語られるだけに 痛い言葉も、ある。
 暗いところで待ち合わせ  (幻冬舎文庫)
 いや〜....スゴイ。 ツボ突かれました(T-T) 主人公は全盲の女性「ミチル」と 殺人犯として追われる「アキヒロ」。 ....この名前の表記がまたいいんですよ。 「ミチル」は全盲なので、名前をどういう漢字で書くのかがわからない。 かろうじて苗字は 「○○だろうな」 なんて 漢字をあててみたりするけれど、名前に関しては 全くわからない。 だから、登場人物の「名前」は全部カタカナ....うわぁ〜っニクイ!!(ToT) こういうちょっとした隠し味のようなものが随所に見られます。でもって ホラーでは、ない。 奇妙な符合や (でもあたたかい) 隠れた悪意 (でも悲しい)。 私が知らないだけで、結構作品出ているみたいです。 ......探す(笑)
 夏と花火と私の死体  (集英社文庫)
収録作品:夏と花火と私の死体/優子 全2編
 「おついち」さんと読みます。これがデビュー作なんですが、実は先に「天帝妖狐」という作品を読んだ....んだけど、なんでUPしてないのかな....(汗/忘れてる?)とにかく意表をつかれる。最後の最後でまたひっくり返るしー。読後の感想は素直に「おもろい!」だったんですが、作者の年齢が....このデビュー作執筆当時、16歳。....こぉこぉせぇですわ(笑)年齢は関係ないとはいえ〜....うっひゃあです(^^;)