鬼瑠璃草　　（祥伝社文庫）

[恋愛ホラー・アンソロジー] 収録作家：久美沙織／下川香苗／前川麻子／篠田節子　他 　濃い！濃いぞ！（笑） 篠田節子の『幻の穀物危機』。重〜い！(^ェ^;) 表紙にこの方のお名前があったんで手に取ったようなもの／期待裏切らず〜！そしてやりきれないほど切ない、下川香苗の『すみれいろの瞳』。-恋人よりも、罪を犯さないことのほうがだいじなんですか。- 大切な人に裏切られた時、どうするか....こんな解釈を、こんなにストレートに突きつけられたことは無いっす....。

キネマ・キネマ　　（光文社文庫）

[異形コレクション]　井上雅彦監修 収録作家：乙一／中島らも／速瀬れい　他 　この[異形コレクション]シリーズ、何冊か読んでおります。....ま、何で取り上げてないかはさておき（大汗）。 今回、コレを手にしたのはもう！「乙一」「中島らも」両者が執筆されていたからにほかなりません！（力説） とくに乙一の『ZOO』。....いたぁ〜いぃ！（爆） もう、グサグサと(T-T) そして、失礼ですが今まで存じ上げなかった作家さま／速瀬れいの『プリン・アラモードの夜』。幽霊だかなんだか、よくわからないまま幕が下りますが、なんか....良い！へこたれない猫背の主人公が、また、良い！（笑） あぁ、探す作家さまがまた増えた....（汗）

紅迷宮　　（祥伝社文庫）

[女性作家ミステリー・アンソロジー]　結城信孝編 収録作家：唯川恵／五條瑛／篠田節子／小池真理子　他 　....大当たりのオムニバスでした。どの作品もむちゃくちゃ読み応えがあったんですが、私撰の（笑）Queenは五條瑛。すみません、お名前も知らなかったんですが（汗） 収録されている『地底に咲く花』 ....なんでだろう？すごく響きました。やるせない気持ちというか....。主人公・安二の感情が、淡々と描かれているのに、すごくやるせない。ストーリーの背景となる裏付けにも、ひたすら感嘆。他の作品も、是非読んでみたい。（ひさびさにチカラはいってます／笑） そして、やはりトリはこの方／小池真理子。このところズキリとくる作品を拝読してなかったんですが(^^;)これは、来た。『ロマンス』。このアンソロジー・シリーズ、あと2冊刊行されてるもよう。探さねば(^-^)