[からだ]   (文春文庫)
収録作品:臍/血流/つむじ/尻/顎 全5編
 幸せの基準って人それぞれだと あたりまえだけど、改めて感じた。整形で鼻を高くすることが人生最大の願望だって人もいるんだろう。これはひとつのたとえとして、誰にもわかってはもらえないコトでも それを抱えている本人にとっては....。読んで、この曲思い出した。"Just your life" by 鈴木雄大。
 行きつ戻りつ   (新潮文庫)
収録作品:姑の写真/微笑む女/青年のお礼/Eメール/越前海岸 他 全12編
 立松和平氏の解説を読んで知ったんですが、某婦人誌に1年間連載されたものだそうです。....なるほどーぉ(納得/謎笑)。「Eメール」の舞台がPeepんトコから車で1時間くらいのY市、というのも手にしたきっかけ ....へーそんな町並みなのかぁ〜....。(近くに居ると知らないモノである/笑) 今度、辿ってみようと思ってます(^-^) 作品としては、「青年のお礼」。....途中ムカつきつつ読んだんですが(汗)、ラスト。もぅ、アタマガッッツーーーーン!!でした(号泣)。立松氏も"意表をつく救い"と表現されているその結末....は、読んでのお楽しみ。(ΦωΦ)ふふふ
 不発弾   (講談社文庫)
 収録作品:夜明け前の道/福の神/不発弾 他  全6編
 久々乃南作品。表題作は んー まーまー(笑) それよりも「福の神」がいぃ〜なあぁ〜♪ これまた時代錯誤のような気もするけど(^^;) いーの。ワタシは人情ものが大好きなの(笑)
 花散る頃の殺人 -女刑事 音道貴子-  (新潮文庫) 
収録作品:花散る頃の殺人/長夜 他 全6編
 筆者の直木賞受賞作品「凍える牙」に出てきた女性刑事・音道貴子を主人公にした短編集。....って、「凍える牙」読んでないけど(あらら)。いや、表紙にXJ(バイクよ)描いてあったから買った。スバラシイ基準。表題作は(ちょっと時代錯誤な気もするが)良かった。それ以上に「長夜」が良かった。この話に出てくる伊関逸子という女性に、悲しいけれど共感を覚える。近いかもしれない。
 来なけりゃいいのに (祥伝社文庫)
収録作品:最後のしずく/夢 他 全8編
 氷雨心中 (幻冬舎文庫)
収録作品:氷雨心中/泥眼 他 全6編
 「泥眼」(能の世界で「女の生霊」をあらわす面)が痛い。怖いけど〜。
 夜離れ (幻冬舎文庫)
収録作品:枕香/夜離れ 他 全6編
 「枕香」は別の短編集でも読んだことがある。主人公が、絶対私のきらいなタイプなのに、気持ちはすごーくよくわかる。友達にはなれない(なりたくない)けど。