unhappy dogs (中公文庫)
 表紙に一目惚れで買った(笑)久々に。全体的に流れる「だる」な雰囲気が心地よくて。「感傷的な冷血漢」という表現も気に入った。舞台がパリなのに、主立ったキャストはぜんぶ日本人。描きやすい云々より逆に、孤立感を感じさせるにはこれで大正解なんだな、という...なんというか、感動。この作家さん初めて読んだけど、今後かなりオイシイところ突いてきてくれるかもしれない。